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【おすすめ】高校野球の選び方~失敗しないためのオススメ選択方法~

2022年1月22日

高校で野球をやろうと思っている選手や、その父母にとって、高校選びは悩みどころだと思います。

「野球の実力で勝負しよう!」
「野球は良いけど、この学校だと卒業後が心配…」
「野球推薦もらったけど、学力が足りてない。行ってから大丈夫か?」
「とりあえず楽しく野球がしたい!」

など、色々悩みますよね。

では、どの様に選んでいけば良いのでしょうか。

このページでは、実際に野球少年の父であり、祖父から息子に至るまで、男全員野球経験者の筆者が、経験と周囲の意見を基にご紹介します。
あくまで私見ですが、どこの高校で野球をするか。参考にして下さい。
是非、最後までご覧頂ければ幸いです🙇‍♂️

目次に沿ってご紹介します。

【関連ページ】中学野球の選び方はこちらから。興味があれば併せて読んでみて下さい。

目次

高校野球オススメ選択方法

結論から言って、

結論

お子様の野球実力➕学力

で選ぶべきと考えます。つまり、

   文武両道

です。

では、その理由や実際の例をご紹介致します。


高校野球選びに文武両道をオススメする理由6点

一昔前までは、特に強豪校では、
  「野球さえやっていれば勉強はどうでもいい。なんとかなる。」
といった考え方が多かったと思います。
しかし、そんな時代はとっくに終わってしまいました
様々な意見があるかと思いますが、経験と周囲の意見を基に、文武両道をおすすめする理由6点をあげます。

  1. 野球の実力だけで自分の学力より高い高校に行くと、入学後にリスクがある。
    →怪我をした時に学力についていけない。
    
  2. 野球の実力だけで自分の学力の低い高校に行くと、入学後にリスクがある。
    →周囲の学力に合わせて学習すると、低下する恐れがあり、将来の進学先に影響する可能性がある。
    
  3. 高校野球がゴールでは無いため。
    →大学や社会人で野球をするためにも学力は必要。
    
  4. 野球も勉強も頑張ることで、就職する時に自分の選択肢が広がる。
    →経験上、勉強が出来たり、資格があると、選択肢が広がります。
    
  5. 野球しか出来ないと、指導者から「ここの高校に行きなさい」と言われる。
    →指導者は面倒見で言うことがありますが、自分で高校を選べなくなります。
    
  6. 選手自身や親が野球に期待して、背伸びしてしまいがち。入学後に後悔する。
    →選手の夢は応援しても、現実レベルの話を伝えるのも、親や指導者の役目です。

昔とはだいぶ変わりました。

実際に近くで進路選択に悩む選手を目の当たりにしていると、本当に文武両道の大切さが分かります。

もちろん、野球を頑張って欲しいんですけどね!

そんな話をしておきながらも、強い強豪校はどこなのか、気になる方もいると思うので、下記にサイトを貼っておきます。参考にして下さい。

※参考 強豪高校一覧のサイト

甲子園に行くためにはどの高校?実績は?気になるところですよね。
一覧で見やすいサイトを参考に貼っておきます。


高校野球選び実際の5つの例

では、高校野球選びの実際の例を見てみましょう!

  • (事例1)
  •  有名シニアチームに所属→監督から紹介された高校を断り、学力で公立高校へ→1年秋からベンチ入り。楽しく高校野球を満喫→学力で大学へ。
  • (事例2)
  •  有名シニアチームに所属→監督から紹介された、学力では届かない強豪高校へ進学→2年秋からベンチ入り。甲子園には届かず。→野球推薦で大学へ。→卒業後、職を転々とし、現在も定職が無い。
  • (事例3)
  • 地域のシニアチームに所属→本来の学力よりも低い、スカウトされた強豪高校へ→2年秋からベンチ入り→浪人して学力で大学へ。
  • (事例4)
  •  中学野球部で活躍→スカウトされ、学力では届かない高校へ進学→部の雰囲気になじめずに退部。学力にもついていけず退校。→アルバイトを転々としている。
  • (事例5)
  •  中学野球部→強豪高校へ学力で進学→3年春からベンチ入り→学力で大学へ。現在も活躍中。

いかがでしたでしょうか。
紹介した事例は、ほんの一部です。どの道に行けば必ず正解というものでもありません。

どの道に行っても、成功しているも失敗している選手もたくさんいます。

野球で推薦や特待の話があれば、大変喜ばしいことです!
しかし、万が一、怪我などした場合はどうか?勉強は?学校はやめるの?

将来のビジョンに影響してきてしまいますよね。

リスク回避のためにも、やはり文武両道が一番ではないでしょうか。


高校野球部見学会などで確認すべき12個のチェックポイント

次は、高校野球部の見学会についてです。
高校では、部活ごとに見学会を開いていたり、「見学いつでもOK」という高校もあります。
その際に是非チェックしておいてもらいたい、ポイント12個を紹介します!

  1. 指導体制がしっかりしているか。
    →良い環境でも、良い指導者がいないと選手は中々育ちません。
  2. 監督は卒業まで在籍しているか。
    →入部したのに4月で「転勤です。さよなら」はよくある話です。
  3. 部員の雰囲気はどうか。
    暴力事件を起こす様な部は絶対NGです。
  4. 野球部以外の雰囲気はどうか。
    →野球部はよくても、他の生徒が素行が悪くて有名なんて話はよくあります。
  5. 野球部の『活動目的』と『目指す目標』は定まっているか。
    →明確な目的と目標がないと、部員ごとに雰囲気のぶれる野球部になります。
  6. 野球部の『活動目的』・『目指す目標』と『活動内容』が一致しているか。
    →目標だけ高くて、実際の内容が薄いことはよくあります。
  7. 練習内容の割合は、選手にマッチしているか。
    →例えば、バッティング重視のチームに、守備メインの選手が飛び込むと苦労します。
  8. レギュラーと控えの練習は同じか。
    →控えが球拾いばかりでは、チャンスはありません。
  9. 学校の教育方針はどうか。
    →運動部であまり時間の取れない生徒向けに夏期講習を組んでいる学校などもあります。
  10. 練習時間はどれくらいか。
    →高校卒業後のことも監督がしっかり考えて勉強もしっかり取り組ませるという姿勢があるか。
  11. OBにはどのようなタイプの選手がいるか。
    →将来の目標や指標になります。
  12. 進路実績はどうか。
    →どの大学や会社とパイプがあるか分かります。

学校関係者の方から聞いたり、肌で感じることも大切ですが、実際に通学している選手や保護者から、率直な意見が聞けると信憑性が上がります。

また、体験会も良いですが、「個別見学可能」であれば、こっそり見に行って見るのもオススメです。体験会は催し物ですが、実際の活動状況を見ておいた方が良いでしょう。

知人の強豪校監督は、
「中学生に接するバージョンと、部員に接するバージョンを分けている」
と明言していました。

実際の雰囲気を体験していおいた方が、入学後のリスクは軽減されます。

※ 参考 野球部の暴力事件について

残念なことに、暴力事件は未だにあります
こんなことにはならない様に、入学前にチェックしましょう!

日本文理高校は、2021年1月20日、寮内で野球部の生徒による暴力行為があったと発表した。外部から、「生徒が暴力を受けている動画が拡散している。」との指摘を受けて調査したところ、暴力行為が発覚したとのこと。

高校野球の強豪校 日本文理・野球部内で暴力行為を確認 SNSで動画拡散し発覚 校長が謝罪<新潟県>|NNNニュース (news24.jp)

超強豪シニアチーム監督の話(引用)

2021年、全国準優勝となった、超強豪シニアチーム「取手リトルシニア」の監督の記事です。
高校進学に関する考え方が掲載されていますので、参考にして下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

野球以外でも、高校選びは将来を見据えて慎重に見極めたいところです。
もちろん、
「甲子園に出たい」
「高校野球で活躍したい」
「プロ野球選手になりたい」
といった強い気持ちを否定するわけではありません。

しかし、
多くの選手が高校野球を最後に野球人生を終えるということも事実です。
ずっと野球が出来れば良い(筆者もやりたい!)ですが、ほとんどの選手が、野球人生を終えたあとの将来の方が長いです。


将来、本人が苦しまないためにも、文武両道をおすすめします。

その方が、選手自身にとって、将来の選択肢が必ず広がります

野球以外でも学ぶことの多い高校生活。
万が一、2020年の様な「甲子園中止」という最悪なケースがあったとしても、振り返った時に
「この高校を選んで良かった」
と思える様な、実のある高校球児生活を送って下さい!

筆者は、全国の野球少年を全力で応援しています!

【この記事を書いた人はこんな人です!是非、ご覧下さい!↓↓】