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【要チェック】コロナに精神やられていませんか?~経験談からの防止ポイント5選~

2022年1月23日

長引くコロナ禍、なんとなく孤独を感じる機会が増えたり、いつもより疲れを感じやすくなったりしていませんか?

その状態を放置してしまうと、メンタルの不調に発展する可能性があります。

こう言えるのは、筆者が夫婦で精神疾患を経験したからです。平成20年ころから、まるで申し合わせたかの様に、順番に経験しました。それも長期に渡ってです。

冒頭から何故、告白したかというと、長引くコロナ禍によって、精神を病んでしまっていないかと危惧しているからです。

精神疾患は、知らず知らずの内に近付いてきます。
いつ誰が患っても不思議ではありません
コロナ禍によって大半の方は、
「先の見えないことによる不安」
「いつ誰にうつされるか、又はうつしてしまうか分からない恐怖」
「コロナによって失ってしまったものに対する喪失感」
「外出制限などからの孤独感」

など、精神衛生上、良くない感情を抱いていると思います。

そこで、このページでは、実際に精神疾患の病気を夫婦で長年経験した筆者が、経験とリサーチ結果を基にコロナ渦で抱く感情から精神疾患を防止する方法5選をご紹介します。

以前に比べて気持ちが落ち込むことが増えてきたり、感情表現が出来なくなってきたりしている方は要注意です。早めに習慣を変えることで、コロナ鬱は防止できます。

他人事と思わず、少しでも多くの方が、精神疾患を未然に防止してもらいたいと思っています。

是非、最後までご覧頂ければ幸いです🙇‍♂️

それでは、目次に沿ってご紹介します。

目次

コロナ渦で抱く感情から精神疾患を防止する方法5選

早速、コロナ禍から精神疾患を防止する方法を5つ紹介します。是非、実践してみて下さい。

1 生活リズムを一定に

在宅が続くと、昼夜逆転してしまいがちです。

人間は昼に動き、夜寝る動物です。昼夜逆転すると、ホルモンバランスが崩れ、心身の故障に影響します。
また、一度生活リズムを崩すと、元のリズムに戻すのが大変です。

筆者は精神感を患っていたころ、失敗しました。
夜になると不眠になるため、昼寝をし、夜は昼寝をしたがために眠れず、完全に昼夜逆転していきました。
昼間に活動しないため、人と接する機会も減り、休んでいるのに体調は悪くなる一方でした。
その失敗で、社会復帰するのが難しい状態に陥ってしまった経験があります。

夜に寝て力を蓄え、朝に起きて日の光を浴び、昼間は活動する
そうすることで回復に向かっていきました。

在宅は、つい夜更かししてしまいがちですが、今までの生活と同じように一定のリズムを保ちましょう。

2 不安を煽るメディアを見ない

情報社会の中で、不安だけ煽る様なメディアが多くあります。
見たり聞いたりしているだけだと、不安にしかなりませんよね。

筆者は精神疾患を患っていたころ、仕事を連想させるメディアを見ることが、辛くて仕方ありませんでした。

不安にしかならないメディアは遮断しましょう。
もちろん、必要な情報もあります。

例えば、コロナの感染防止や、解決策は必要な情報といえるでしょう。しかし、日々、変わらない感染者数の推移だけを情報提供し、いらずらに不安を煽るばかりの、確実性の薄い情報は、遮断しましょう。

筆者も当時は意識的に見ませんでした。

3 自分が一番リラックスする時間を持つ

先の見えないコロナとの戦いに恐怖心が募りますよね。
しかし、怖がってばかりいても何も解決できません。

何でも良いので、自分が一番リラックスできる方法を何か一つ見つけましょう。
それを一日の内のどこかで、毎日、短時間でもいいので取り入れましょう
他のことを忘れ、恐怖心を和らげてくれます。

筆者は精神疾患を患っていたころ、人が怖くて仕方がありませんでした。
筆者の場合は、読書に没頭することで気を紛らわせていました。
家族にも話し、夫婦それぞれ30分だけ自分だけの時間を作りました。

4 失った物に変わる「置き換え」をして喪失感を和らげる

コロナによって失った「時間や物」など、多くありますよね。
「コロナがなければ行けたのに」
「コロナのせいで収入が減った」
「コロナのせいで人間関係が希薄になった」

など、あとからどうにも出来ないこともあります。

失った物が大事な物であればあるほど、それに変わるものなど中々ありません。
しかし、とりあえず何かに「置き換え」をしてみて下さい。

例えば
「旅行に行く予定だったけど、おうちキャンプをする」
「収入が減ったけど、その分、家族との時間を大切にする」
「人間関係が希薄になったけど、コロナでも繋がっている人が本当の良い関係。今でも繋がっている人との関係をより強化する。」

といった形で、状況を逆手に捉えた「置き換え」をしてみて下さい。

筆者は精神疾患を患っていたころ、全てを失ったと感じていました。
筆者の場合は、仕事の関係で精神疾患になったので、
「仕事で病気になったけど、好きなことが仕事なら病気にならない」
と考え、好きなことを仕事にしていこうと決めました。
筆者の好きなことは、役立つ情報を発信することでした。そこから勉強を始めました。

5 誰かと話して孤独感を和らげる

コロナ禍が続き、人との接触が少なくなりました。
外出しても、マスク越し。表情も分かりづらいです。

何もせずに1人でいると、意味もなく悪いことばかり考えてしまう方も多いのではないでしょうか。

  • 1人の時間が長い
  • 悪いことを考える
  • 落ち込む
  • 落ち込んでも周りに誰もいないという孤独

という『負のスパイラル』に陥ってしまいます。

そこで、在宅でも、誰かと話しをしましょう。
出来れば、表情を見て話せる媒体が良いです。顔を見て話すと安心します。

前述しましたが、筆者は人が怖かったため、1人でずっと悶々としてしまいました。まさに『負のスパイラル』です。
これも、筆者の病気が長引いた原因の一つです。


コロナが精神に与える影響

では、実際にコロナが精神にどの様な影響を与えているのでしょうか。
リサーチしてみました。
厚生労働省と、日本赤十字社のホームページに掲載されていた、調査結果をまとめると

  1. 63.9%の人が何らかの不安を感じている
  2. 不安の対象は、自分や家族の感染に対するものが多い
  3. ストレス解消法は、手洗いやマスク着用
  4. 若者は半数近くが、無気力と感じている(高校生43.0%、大学生49.0%)
  5. 若者は死を感じている者もいる(高校生18.0%、大学生11.0%)

ストレス解消法が、手洗いやマスク着用というのは寂しいですね。
ストレス解消法では無く、感染予防だと思うのですが。
正直、死を感じている若者が多いことに驚きました。しっかりと現実として向き合わないといけない問題です。

【参考 :①厚生労働省 新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査概要・結果Microsoft PowerPoint – (記者レク用)★★1211修正版【概要】公表資料 (mhlw.go.jp) 
②日本赤十字社 若者の半数が「何もしたくなくなる、無気力」な気持ちに変化若者の半数が「何もしたくなくなる、無気力」な気持ちに変化 3人に1人が「関係構築」「対人スキル」への影響を不安視|プレスリリース|おしらせ・最新情報|日本赤十字社 (jrc.or.jp)


コロナ禍での精神不調のサイン

次に、精神不調時にはどの様なことが起こるのでしょうか。
不調であると、自分の体に『サイン』がでます。これを『ストレスサイン』といいます。

不調時の具体的な『ストレスサイン』としては、

  • 不眠
  • 肩こり
  • めまい
  • 頭痛などの筋肉などの緊張、動悸(き)
  • 便秘
  • 下痢

などです。

少し疲れているのかなあと思いがちです。
しかし、何をしても治らず、続いている様であれば、それは体からの『サイン』です。相談しましょう。

【参考 :NHK 「コロナ禍で 不安・ストレス どう対処?」「コロナ禍で 不安・ストレス どう対処?」(くらし☆解説)【取材後記あり】 | みみより!くらし解説 | 解説アーカイブス | NHK 解説委員室

コロナ禍で精神疾患の患者は増えているのか

実際に、精神疾患の患者は増えているのでしょうか。
経済協力開発機構(OECD)のメンタルヘルス(心の健康)に関する国際調査や、医師への調査結果をまとめると

  1. うつ病又はうつ状態の人は17.3%と、コロナ前の2.2倍(コロナ前は7.9%)
  2. 他国でも、アメリカは23.5%と、コロナ前の3.6倍(コロナ前6.6%)
  3. 若者や経済不安定な人の間で、特に深刻化している
  4. コロナによって、増えた又は悪化した疾患として、医師の約4割が、「精神疾患」と回答している

数字としても増加し、医師目線としても、コロナによる影響が大きいということが言えるでしょう。

【参考 :①読売新聞オンライン コロナで日本人の「うつ」倍増コロナで日本人の「うつ」倍増、米も3・6倍…若い世代や失業者ら深刻化 : 医療・健康 : ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) 
②産経新聞 コロナで「精神疾患増加」約4割コロナで「精神疾患増加」約4割 医師ネット調査 – 産経ニュース (sankei.com)


精神疾患かもしれないと思った時の相談窓口3選

では、精神疾患かもしれない不調になった時、どこに相談すればいいのでしょうか。3つ紹介します。

1 新型コロナウイルス感染症に係る心のケアに関する自治体相談窓口

各都道府県と政令指定都市には、コロナによる心のケアを目的とした相談窓口が設置されています。

新型コロナウイルス感染症に係る心のケアに関する自治体相談窓口一覧 (mhlw.go.jp)

2 厚生労働省の相談窓口〜1人で悩まないで

厚生労働省のホームページでは、こころの相談について、4分程度の動画で紹介しています。また、各相談窓口も掲載しています。

ひとりで悩まないで ~気になるときは早めに相談しよう|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

3 職場や学校の窓口

最近は、ほとんどの職場や学校にも相談窓口が設置されている所が多いです。

とはいえ、職場や学校に相談するのは、勇気のいる作業です。
悩んだら、上記の1か2、又は最寄りのメンタルクリニックなどに相談してみましょう。

筆者は、どうにもならなくなってから病院に行きました。
重傷化してから受診すると、完治まで時間がかかってしまいます。

まとめ~助け合って乗り越えよう~

いかがでしたでしょうか。

精神疾患は、誰でもなり得る病気です。
筆者も、「まさか自分が」と思っていました。

精神疾患は身近に存在している。決して他人事ではない。ということを全員が認識して欲しいと思います。

コロナ禍が続き、思う様に行動出来ず、フラストレーションが溜まる日々だと思います。
だからこそ、コロナから離れ、リフレッシュする時間を意識的に取ってみてください。また、不調を感じたら、早めに周りに相談してみてください。

精神疾患は、重症化すると犯罪に繋がる可能性もあります。

【関連記事】過去には精神疾患の事件を記事にしています。良かったら見て下さい。↓

コロナ禍だからこそ、人と人で助け合い、皆でこの困難な状況を乗り越えましょう

筆者は、少しでも多くの方が、精神疾患を未然に防げることを願っています。