【注目】転職するか悩んでいませんか。~実体験からのおすすめ判断方法~
昔から、
「就職したら定年まで勤め上げるのが立派なこと。」
と言われてきました。そのせいか、
『転職=悪いこと』
という印象がまだまだ根強いと感じています。
しかし、実際にそうでしょうか。
Googleで『転職』と検索すると、数多くの転職サイトが表示されます。
それだけ需要があるのです。
皆様の中には、転職を考えていても
「転職したら周囲にどう思われるか不安。」
「転職しても失敗したらどうしよう。」
「転職の理由が説明できない。」
などの理由で、中々踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
筆者は元公務員です。公務員時代、上司や諸先輩方から、
「公務員は転職したら人生終わり」
という教育を受けてきました。
しかし、実際には、転職して正解だったと思っています。
そこで、実際に公務員からの転職経験を持つ筆者が、転職を失敗しないオススメ判断方法を説明します。
是非、最後までご覧下さい。
目次
転職を失敗しないオススメ判断方法
結論から言って、
転職して、やりたいことが明確かどうか
これが定まっていれば大丈夫です。
『やりたいこと=好きなこと』です。
人間、好きなことは辛くても頑張れるものです。
やりたいことが明確に定まっていて悩んでいるということは、今の仕事は『やりたくないこと』なのではないでしょうか。
『やりたくないこと』をやり続けることは大変です。心身共に疲弊します。
体調を崩す前に、判断することをオススメします。
筆者は、『好きなことを仕事にする』と決めて転職しました。
転職のメリット・デメリット6選
転職は人生における大きなイベントです。
当然メリットがあれば、デメリットもあります。
筆者の経験とリサーチ結果をご説明します。
転職のメリット6選
- 年収アップの可能性がある
未経験職種では、初めのうちは下がることの方が多いです。
転職前に確認しましょう。 - 視野が広がる
1つの職場で働き続けることは決して悪いことではありませんし、素晴らしいと思います。しかし、転職することで、今まで『当たり前』だと思っていたことが、全く通用しないことがよくあります。
今までの職場を客観的に見られるため、視野が広がります。 - 過去の人間関係や評価をリセット
意見の合わない上司との関係や、今の会社で付いてしまったイメージを一掃出来ます。 - キャリアアップやスキルアップに繋がる
転職先を選ぶ時には、自分の興味のある分野で選ぶと思います。興味のある分野で働くことは、キャリアアップや、新たなスキルを身につけることに繋がります。 - 職場環境改善に繋がる可能性がある。
パワハラや長時間労働に悩む人も多いです。転職することで、改善される可能性があります。転職前に職場環境を確認しましょう。 - やりがいを感じて仕事が出来る。
興味のある分野に転職すれば、やりがいを持って仕事に取り組めます。
転職のデメリット6選
- 収入が下がる可能性がある。
特に未経験職種では、年収は下がる方が多いです。
「聞いていた内容と違う」という話はよく聞きます。転職前によく確認しましょう。 - また初心者からスタートになる。
新入社員のつもりで、コツコツと頑張るしかありません。
自分の方が人生の先輩であったとしても、決して偉ぶってはいけません。
年下にも教えを請う覚悟で、『転職先の会社の先輩としてリスペクト』する気持ちで臨みましょう。 - 退職金や年金が少なくなる。
勤続年数によって変動する、退職金や年金には影響します。 - 福利厚生が不利になる可能性がある。
福利厚生面は、会社によって待遇が違います。確認しておきましょう。 - 新しい環境に疲弊する。
良い転職であったとしても、新しい環境は疲れます。
人間関係も初めからやり直しです。慣れるまで、我慢も必要です。 - 信用性が低下する可能性がある。
社会的に信用が必要な、ローンやクレジット関係の審査がとおりにくくなる可能性があります。転職前に済ませておくことをオススメします。
実際の転職理由ベスト5
転職サイトであるリクナビNEXTによれば、転職理由ベスト5は、
1位:上司や経営者の仕事の仕方が気に入らない(23%)
2位:労働時間や職場環境に不満があったが(14%)
3位:同僚・先輩・後輩との関係(13%)
4位:給与が低い(12%)
5位:仕事内容が面白くない(9%)
とのこと。
【参考 :リクナビNEXT 転職理由と退職理由の本音ランキング転職理由と退職理由の本音ランキングBest10 (rikunabi.com)】
人間関係や労働環境によるものが多いことが分かります。
筆者も公務員時代、人間関係と労働環境に本当に悩まされました。
「時代の流れに乗れず、良いわけばかりで仕事をしない上司」
「上司にばかり良い顔をする同僚」
「仕事を教えただけでパワハラという部下」
「休日なんて関係無しの仕事」
「残業するのが当たり前の風潮」
「夜中まで仕事してた人は偉いという風潮」
など、あげればキリが無いです。
どこの会社でもあると思いますが、公務員ならではのものもありました。
また、機会があれば別記事でご紹介致します。
【関連記事】精神疾患については、別記事で紹介しています。良かったら見て下さい。↓
実際の転職成功例と失敗例5選
それでは、実際の転職成功例と失敗例をそれぞれ5つご紹介します。
実際の転職成功例5選
1 30代男性 同職種に転職
営業職から別の営業職へ転職。理由は評価の体制が整備されておらず、やりがいを見いだせないから。
慎重に企業を選び、同職種で収入アップに成功。
2 30代男性 未経験職種に転職
店長から営業職へ。理由は休日が無く、残業も多いため。
未経験職種に飛び込み、土日完全休み、残業ほぼ無しという目的を達成。
3 女性 未経験職種に転職
営業職から外資系企業へ。理由はストレートな評価を求めて。
日本では難しいのではと考え、外資系企業に転職。充実した勤務をしている。
4 20代女性 未経験職種に転職
建設業界から教育業界へ転職。理由は環境になじめなかったから。
見つめ直すことで、教育関係の仕事が好きだと気づき、転職。
好きなことは楽しいと感じながら働いている。
5 50代男性 未経験職種に転職
会社役員から営業職へ転職。理由は業績悪化の責任を問われたことによる不信感から。働きやすさを求めて転職。
年収は大きく下がったが、働きやすいことに満足している。
実際の転職失敗例5選
1 20代男性 未経験職種に転職
営業職からIT企業へ転職。理由は、年功序列の会社が嫌だったから。
実力主義のIT企業へ。自分には合っていないと痛感し、失敗したと感じている。
2 20代女性 同職種に転職
事務職から事務職へ転職。理由は、仕事内容と給与の改善を求めて。
転職するも、社風に一向になじめず、前の会社の雰囲気の方が良かったと感じている。
3 30代男性 未経験職種に転職
営業職から事務職へ転職。理由は人間関係。
前職と同様の条件に応募して転職するも、実際は全くちがい、確認不足を痛感。
4 20代男性 同職種に転職
IT企業からIT企業へ転職。理由は給与と待遇に不満。
条件の良い同職種に転職するも、職場環境が悪く、前の会社に戻りたくなった。
5 20代女性 未経験職種に転職
事務職から外資系企業へ。理由はやりがいと収入アップを求めて。
あこがれていた職種に転職するも、想像よりもハードな仕事に挫折。
成功例も失敗例も、人それぞれ。調査して感じたのは、成功している方は、「やりたいことと、勤務条件がしっかり定まっている」と感じました。
参考に、自分と会社のマッチ度を調べるシートを添付しておきます。
確認してみて下さい。
【参考 :日系ビジネス 社風マッチ度チェックシートを公開!https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/special/00866/】
まとめ~やりたいことを明確に~
いかがでしたでしょうか。
筆者は、『転職は人生終わり』という固定観念を植え付けられて生きてきました。
そのため、心身が悲鳴をあげていていも、我慢して仕事を続けました。
結果、精神疾患で倒れ、後に心臓を患うなど、長い闘病生活を送りました。
皆様には、絶対に同じ失敗をしてほしくありません。
『転職は悪』でしょうか。実際には、20代では3回以上、30代では5回以上の転職経験があると、採用に影響が出ると言われています。
これを見ると、「たった1回の転職は悪でも何でも無い」とお分かり頂けると思います。
いまや、転職をキャリアアップと捉える風潮は広がりつつあります。
しかし、従業員であるからには、会社と自分が100%マッチするということはありません。
実際に、会社と自分が60%くらいマッチしていれば続けられる。
というデータもあります。
何の仕事であっても、不満が1つも無いということはありません。不満は必ずあります。それが「耐えられる範囲のものかどうか」が大切です。
「耐えられる範囲のものかどうか」は、勢いで判断せず、自分を客観的に見てみることも大切です。
よく「隣の芝生は青く見える」と言いますが、客観的に見ても「青く見える」のならば、転職を検討しましょう。
我慢しすぎると、筆者の様に病気になってしまいます。
検討中の方は是非、やりたいことを明確にして、転職活動に臨みましょう。
筆者の様に、失敗してから転職を経験するということが無い様に、柔軟かつ慎重に転職活動をしてもらいたいと思います。
筆者は、全国の努力している方を全力で応援しています。
【この記事を書いた人はこんな人です!是非、ご覧下さい!↓↓】
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