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【注意】高齢者の悲惨な事故を防ぐ3つのポイント

2022年1月6日

ニュースを見ていて高齢者の事故が多いと感じることはありませんか?
実際、運転していたり、道を歩いていても

「あのおじいちゃん(おばあちゃん)随分真ん中走ってるな」
「なんか前の車、よろけてるな」
「おじいちゃん(おばあちゃん)ぶつかるよ!」
「一方通行に入ってっちゃった…」

などの実体験をお持ちの方も多いと思います。

このページでは、高齢家族を持つ筆者の経験と、知人警察官に聞いた現場の現状を基にご紹介します。
あくまで私見ですが、悲惨な事故を減らすために参考にして下さい。

是非、最後までご覧頂ければ幸いです🙇‍♂️

結論

周囲の方が危ない!と感じたら免許返納すべき

と考えます。 では、目次に沿ってご紹介します。

目次

高齢者交通事故の現状

よく、「高齢者の事故が多い」などとニュースで聞くと思います。
実際どれくらい多いのでしょうか。実態とともに調べてみました。

そもそも高齢者って?

  1. 65歳以上を高齢ドライバーとしていることが多い。
  2. 70歳以上のドライバーは、高齢者マーク(もみじマーク)つけることが努力義務
  3. 70歳以上は、運転免許の更新時に高齢者講習の受講が義務
  4. 75歳以上は、高齢者講習と認知機能検査

高齢者って免許持ってるの?

 内閣府によると、

  1. 運転免許保有者数は約8,221万人
  2. 75歳以上の免許保有者数は約513万人(75歳以上の人口の約3人に1人) 
  3. 昨年に比べ約7.3%増加。今後も増加する見込み

とのことです。

高齢者になるとどんな危険があるの?

 では、高齢者になるとどんな危険性があるのでしょうか。
 こちらも内閣府によると、

  1. 加齢による動体視力の低下
  2. 一度に2つ以上の処理をすることが苦手になる
  3. 素早く判断する力が低下
  4. 身体機能の変化により、ハンドルやブレーキ操作が遅れる
  5. 認知機能の低下

※ 参考
  免許更新で認知機能検査を受けた高齢者約166万人のうち
  約5.1万人は認知機能が低下
  認知症の恐れがあったというデータがあります!

高齢者の事故って多いの?

  1. 比率は75歳未満の運転者と比較して2倍以上
  2. 物との事故が多く、全体の40%。75歳未満は23%
  3. 原因の1位がハンドル等の操作不適(ハンドル操作誤り、ブレーキとアクセルの踏み間違い)
  4. 操作不適による事故は、75歳以上は28%、75歳未満は16%

と、明らかに高齢者の割合が多くなっています。

【参考: 内閣府 高齢運転者の交通事故の状況

最近の政府の対策

  1. 東京都では、今年から認知機能検査がWebで可能
  2. 各都道府県ごとに、免許返納の促進活動・移動手段の確保などに取り組む
  3. 政府も、認知機能検査の拡充に向けた動きがある

【参考: ImpressNEWS 東京都、免許更新の「認知機能検査」予約がWebで可能に


最近の高齢者による交通事故事例3点

過去の事故って、言われないと中々思い出せないのではないかと思います。
しかし、忘れてしまっては過去の教訓は生かせません。
大きな事故を3つあげますので、振り返ってみましょう。

1 阪狭山市で起きた暴走・衝突事故

 2021年11月17日、大阪狭山市のスーパーマーケットに車が突っ込み、3人が死傷。
 89歳の容疑者は事故直前、パーキングブレーキをかけずに路上で停車していたため、車が発進。
 慌ててブレーキをかけようとしたが、アクセルとブレーキを踏み間違え、スーパーの入口付近まで進む。
 さらに猛スピードでバック後、再び前進し、店の壁に激突したとみられる。

【参考: 読売新聞 妻のためトランク開ける操作、車動き慌てたか…暴走事故の89歳「サイドブレーキかけず」

2 東京、池袋暴走事故

 2019年4月、旧通産省元院長の運転する(当時89歳)の運転する車が暴走。
 交差点に進入し、歩行者や自転車を跳ね、計11人が死傷。母子が死亡した。
 被告は、「車に何らかの異常が生じ暴走した」などと主張。
 検察は「不具合を示す痕跡は確認できず正常に機能していた」ことなどをふまえ、「初歩的な操作に対する注意義務に違反した過失は大きい」として、禁錮7年を求刑。
 2021年9月、禁錮5年(求刑禁錮7年)の実刑判決。

【参考: 朝日新聞 母子死亡の池袋暴走事故、被告に禁錮5年の実刑判決

3 江東区スクールバス衝突事故

 2021年12月9日、江東区の交差点で、80代の男性が運転する車が道路脇に止めてあった車やスクールバスなどに次々に衝突した。
 子ども4人を含む10人が負傷。

【参考: NHKニュース 80代男性運転の車 スクールバスなど次々と衝突 10人けが 東京

など、印象に残る事故が多数あります。

被害に遭われた方のご冥福をお祈り致します。

絶対に教訓を生かさなければなりませんね。

【関連記事】危ないと感じたら110番通報。110番に関する記事も掲載しています。是非ご覧下さい。↓

現場の現状(警察官)6点

実際に事故の現場などではどうなのでしょうか。知人の警察官に聞いてみました。

警察官から聞いた現場の現状6点

現場では…

  1. 免許更新に来た高齢者の方との対応に苦慮することは多い
  2. 読み書きの能力低下を感じることもある
  3. 「何度も同じことを繰り返す」、「聴力の低下」している方が多く。免許更新作業だけで大変
  4. 話していて危険を感じ、免許返納を促すこともある
  5. 「自分はまだ大丈夫。」「車が無いと生活出来ない」という方が多い
  6. 事故現場に行くと、高齢者の方が関係している事故が増えたと感じる

といった話を伺いました。

運転免許証の自主返納とは

 運転免許が不要になった方が、自主的に返納することができる制度。
 各自治体や公共交通機関の助成が受けられる。
 証明書がわりになる運転経歴証明書がもらえる。
 あくまで自主的で強制では無い。

【参考:警察庁 運転免許証の自主返納について


高齢者の悲惨な事故を防ぐための3つのポイント☝️

 以上の数字や現場の現状から、事故を防ぐには冒頭のとおり

周囲の方が危ないと感じたら免許の返納をすべき

と考えます。

 ただし、理由があったり、中々おじいちゃん(おばあちゃん)が言うことを聞いてくれないのも事実です。
 だからといって、悲惨な事故の理由にはなりません。
 そこで、筆者の経験と某自動車保険会社への電話リサーチから見えた、高齢者の悲惨な事故を防ぐ3つのポイントです。

  1. 周囲の方が危ないと感じたら、ビデオを撮っておく
    →高齢者は自分の運転はもっと上手いと思っています
  2. じっくりと話す機会をもって慌てず、冷静に話す
    →高齢者とその家族お互いが冷静に話しましょう。
  3. 免許返納が難しければ、車の没収やサポカーを検討する
    免許にこだわる高齢者の方はいます。打開策としておすすめです。

 筆者の祖父も、誰が見ても危ないのにプライドが高く、衰えを認めてくれませんでした。
 結局、家族会議で車を没収しました。

 事故は誰も得をしませんもし自分の家族が高齢者事故を起こしたら、または高齢者事故に巻き込まれたら…ゾッとしますよね

 少しでも悲惨な事故を防ぐために、是非、検討してみて下さい❗️😀

【この記事を書いた人はこんな人です!是非、ご覧下さい!↓↓】