【お願い】その悩み相談していますか?相談が大切な3つの理由~増える著名人の自殺~
令和4年5月11日、1つの悲しいニュースが流れてきました。
タレントの上島竜兵さんが自殺されたとのニュースです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
近年、著名人の自殺と思われる事例が増えていると感じませんか?
この記事を見て下さっている方に
「原因不明な体調不良が続いて治らない」
「仕事が終わるとぐったりして何も出来ない」
「気合を入れようとしても入らない」
などの悩みを持っているのに、誰にも相談出来ずにいませんか?
また、周囲に同じ様な方はいませんか?
精神疾患は、知らず知らずの内に近付いてきます。
いつ誰が患っても不思議ではありません。
人は誰でも悩みを持つものですが、自分の殻に閉じこもってしまうと、負の思考が連鎖してしまうことがあります。
思い切って誰かに打ち明けてみることで、晴れ晴れとした気分になることも多いです。
実際に、相談することで、案外、すっきりとした経験をお持ちの方も多いでしょう。
そこで、このページでは、実際に精神疾患の病気を夫婦で長年経験した筆者が、経験とリサーチ結果を基に、相談が大切な3つの理由をご説明致します。
他人事と思わず、少しでも多くの方が、精神疾患を未然に防止してもらいたいと思っています。
是非、最後までご覧頂ければ幸いです。
目次
相談が大切な3つの理由
筆者の経験上、相談するということは、悩みを「誰かに打ち明ける」ということです。
これは、悩みを抱える方にとって非常に勇気がいることですが、精神疾患を防止する、又は重症化させないために1番大切なことです。
相談が大切な3つの理由は、
- 孤独感を和らげる
相談することで、悩んでいるのが自分だけでは無いと言うことが分かり、孤独感が和らぎます。 - 自分の本当の気持ちを知る
相談することで、自分の本当の気持ちを知るきっかけになります。
例えば、周囲から見た自分のイメージを想像し、そのイメージに必死に合わせて生活をしていた場合、ストレスに感じていることでしょう。
本当の自分はどうありたいのか、本当の自分はどういう人なのかを打ち明けることで、本当の自分に気が付くきっかけになり、背伸びをせずに過ごすきっかけが生まれます。 - 弱い自分を見せても理解してくれるということを知る
悩みを抱えている場合、多くは自分の弱い面についてです。
自分の弱いところは、地位がある方や、有名な方、プライドが高い方などは、見せたくない部分ではあります。
しかし、悩みを抱えたままでは解決せずに、1人で悩み続け、負の連鎖思考に陥ってしまいます。
弱い部分を打ち明け、相談することで、弱い自分を理解してもらえるということを知りましょう。
相談が大切な理由3つを申し上げましたが、とはいっても誰に相談すれば良いのか…結論は、
誰でも良い!誰かに打ち明ける勇気を持つ!
ことが大切です。
何故、日本人は自殺が多いのか
日本は、自殺大国と言われています。
実際のデータやリサーチから考察していきます。
日本の自殺に関する統計データ
日本の自殺に関するデータをリサーチしたところ、
- 令和3年の自殺者は21,007人
- 男性は12年連続減少、女性は2年連続増加
- 男性の自殺者数は、女性の2倍
- 平成15年がピークで34,427人
【参考 :警察庁 自殺者数】
また、厚生労働省によると、
- G7の中では、日本の自殺死亡率は最下位
- 日本の人口10万人あたりの自殺者数は、18.475人で、世界では18位
- 15歳から39歳までの死因の第1位がいずれも「自殺」
- 40歳から49歳まででは第2位
- 50歳から54歳まででは第3位
- 55歳から59歳まででは第4位
- 60歳から64歳までで第5位
- 20年以上、20代、30代の死因の第1位
【参考 :厚生労働省 自殺の統計:最新の状況|自殺対策|厚生労働省 (mhlw.go.jp)】
といったデータがあります。
まさに、社会問題と言える現象です。
日本に自殺が多い理由2点
では、何故、日本は自殺が多いのでしょうか。
データと筆者の経験、さらには知人メンタルクリニック医師へのリサーチを基に、日本の自殺が多い理由には2点があると考察しました。
日本人の国民性
筆者もそうですが、幼少から「ひと様に迷惑をかけてはいけない」と強く教えられて育ってきました。
同じ様に教えられて育った方も多いのではないでしょうか。
また、1つの職場で働き続けることが美徳とされ、筆者も転職時には悩み苦しみましたが、
失業すること=絶望感・無価値感
といった喪失体験を生んでしまいます。
自殺するには、理由は1つでは無いとされています。
「絶望感」「孤立感」「自殺願望」といった要因が重なり合うと言われています。
そういった、日本ならではの、他人に気遣いが出来る国民性や、1つのことを頑張り続ける美徳感から、それが達成出来なかった時、大きな喪失感を生んでいるのではないでしょうか。
日本のメンタルヘルス対策の低さ
職場で心の不調を訴えれば、上司や同僚から、「メンタルが弱い」「使えない人間」といったイメージやレッテルを貼られてしまうことが未だに多くあります。
また、国からメンタルヘルス対策が義務づけられた後も、復職などに関する制度はあっても、事務的な流れに沿って動く職場が多いのが現状です。
筆者の経験上も、事務的な流れに沿ったもので、温かみは残念ながら感じられませんでした。
筆者の周囲にも、精神疾患に悩んでいる方が多くいますが、良い上司や産業医、精神科医など、良い人との巡り合わせがある方は、復職に向けて順調です。
しかし、無理に復職した方は、頑張っても、再発してしまうケースも多いと感じています。
メンタルヘルスに関する問題は、社会問題であるということを、もっと大きく捉え、
・誰もがなり得る病気であること
・メンタルヘルスに対する知識を付けること
を、立場ある方や、人を雇用する立場の方が先頭に立って、認識を変えていく必要があるでしょう。
近年の著名人の自殺
では、近年、著名人の自殺が多いと感じていますが、実際にはどうでしょうか。直近の著名人で自殺とされている方を挙げてみました。
が自殺の疑いが強いとされています。ご冥福をお祈り致します。
【参考 :自殺・自決・自害した日本の著名人物一覧 自殺・自決・自害した日本の著名人物一覧 – Wikipedia】
メンタル不調に気が付くためには
では、不調に気が付くためにはどうしたらいいのでしょうか。メンタル不調の原因はストレス要因が大きいとされています。
ストレスには、外的要因と内的要因がありますが、ストレスについては、別記事で詳しく説明したいと思います。
今回は、ストレスに気が付くための「サイン」についてです。
不調であると、自分の体に『サイン』がでます。これを『ストレスサイン』といいます。
不調時の具体的な『ストレスサイン』としては、
- 不眠
- 肩こり
- めまい
- 頭痛などの筋肉などの緊張、動悸
- 便秘
- 下痢
などです。
よくあることが多く、少し疲れているのかなあと思いがちです。
しかし、何をしても治らず、続いている様であれば、それは体からの『サイン』です。相談しましょう。
【関連記事はこちらです。是非ご覧下さい‼↓↓】
相談窓口の案内
では、具体的な相談窓口について紹介致します。
公的なものが多く設置されていますが、人それぞれ事情があり、相談しにくい方もいらっしゃると思います。
そういった方のために、当社(LUISFIELD(ルイスフィールド))https://syuhumassigura.com/
でも、各種お悩み相談サポートを行っております。
幅広く請け負っておりますので、是非ご活用下さい。
- 厚生労働省の相談窓口〜1人で悩まないで
→厚生労働省のホームページでは、4分程度の動画で紹介しています。また、各相談窓口も掲載しています。
ひとりで悩まないで ~気になるときは早めに相談しよう|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省 (mhlw.go.jp) - 各自治体
→現在は共通ダイヤルに電話すると、各都道府県や政令指定都市の公的な相談窓口に繋がります。SNSでも相談可能です。秘密は守られます。
まもろうよ こころ|厚生労働省 (mhlw.go.jp) - 職場や学校の窓口
→最近は、ほとんどの職場や学校にも相談窓口が設置されている所が多いです。 - LUISFIELD(ルイスフィールド)
→筆者が代表を務める会社です。約18年間警察官として勤務し、年間約3000件前後の相談を管理する、管理部門を長年経験しました。また、2度の大病からの復職も経験しています。
その様な経験から、話がしにくい、仕事の悩み・メンタル・人間関係・ストーカー・DV・などから愚痴まで、幅広く請け負っております。
是非、ご活用下さい。
案件のご案内 | LUIS FIELD (syuhumassigura.com)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
統計を見ると怖くなる方もいらっしゃると思います。
なんか体調がおかしいな。もしかしたら精神疾患?と思っていても、中々踏み出せないものです。よく分かります。
自殺は、孤独と絶望感の結果とも言われていますが、多くは、誰にも相談出来ない結果、孤独感が増幅してしまっています。
辛い気持ちを持っていたとしても、生きていれば、なんとかなった方は大勢います。
死にたくなるくらい辛いことも、人生の中ではあるでしょう。
しかし、本当に強い、自殺願望感というのは、ほんの少しの時間と言われています。
もし、その時間に誰かがそばにいてあげたり、そういう思考に行く前に、手を差し伸べられたり出来たらと強く思います。
誰も1人ではありません。どんな人でも亡くなってしまえば、悲しむ人が必ずいます。
まずは
誰かに話す、打ち明けること
が大切です。
もし、ご自身や周囲に当てはまる方がいれば、是非相談してみて下さい。
1人でも不幸な方を減らすために。
【この記事を書いた人はこんな人です!是非、ご覧下さい!↓↓】
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